犬鳴山荘

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犬鳴山荘の自立支援介護【ポジショニング座位編②】

2025.12.13 - Sat.日常ブログ

こんにちは、今回もポジショニング座位編の取り組みについてご紹介いたします。

前回は、お尻の下に敷くクッションの工夫で身体の傾きが改善したことをご紹介しました。

今回は、お尻が前方へ滑ってしまうご利用者に対して行った改善対策のご紹介です。

次の画像をご覧ください。

画像左は、お尻の下にクッションを敷き、車イスに座った直後の姿勢。

画像右は、その後時間が経ち、クッションごと前方に滑っている状態です。

画像右の状態のままですと、滑り落ち・床ずれ・食事時の誤嚥等のリスクが生じてしまいます。

そこで、ご利用者の体格に合った車イスの選定、クッションを工夫します。

クッションが滑らないようベルトをつけて車イスに固定し、さらに足元側にクッションを入れてお尻がずれないように斜面を作りました。

そうすると、時間が経ってもほとんど姿勢が崩れることがありません。

滑り落ち・床ずれ・誤嚥等のリスクを軽減でき、ご利用者にとっても苦痛なく安定・安心した姿勢を取ることができていると思われます。

犬鳴山荘での機能訓練は、運動ケアだけでなくポジショニングにも力をいれています。