犬鳴山荘

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犬鳴山荘の自立支援介護【手指の拘縮予防】

2022.4.27 - Wed.日常ブログ

犬鳴山荘では、自立支援に向けた取り組みを行っています。
今回のテーマは「手指の拘縮予防」について

高齢者の方に多い症状に「関節拘縮」があります。

「拘縮」とは関節が正常な範囲で動かなくなった状態のこと。

原因としては軟部組織(筋・腱・靭帯など)に変性が起る事によります。

どの関節でも起こる事なのですが、特に手指の拘縮は大問題です。

何よりも問題になるのが「物をつかんだり、持ったりできなくなる」こと!

それが生活のなかで顕著にあらわれるのは「食事」。

手指が固まり動かなくなると、箸やスプーンが持てなくなり自己摂取が困難となります。

自立支援では「自分で出来る事を増やしてもらう」が基本ですが、拘縮は逆行してしまいます。

そこで犬鳴山荘では少しでも予防・改善する為にハンドクッションを使用しています。

ご利用者の手の大きさに合わせ3種類のサイズを用意。

機能訓練指導員が日々真心を込めて手作りで製作しています (^^)/

このようにハンドクッションを握っていただき、拘縮の進行を予防。

介護スタッフが定期的に交換し、手指の状態を常に確認しています。

手が広がる事でムレ予防にもなりますし、爪も切りやすくなり衛生面も向上!

少しでもご利用者の方々が快適で自立した生活を送っていただけるよう、スタッフ一同頑張ります!

これが犬鳴山荘が行っている「自立支援介護」です。

今後も取り組みをご紹介していきます。ご期待ください!