2023.12.7 - Thu.日常ブログ

犬鳴山荘では、自立支援に向けた取り組みを行っています。

今回は「運動能力の確認」についてご紹介いたします。

機能訓練指導員は、新しく入所されたご利用者がどの程度の運動能力があるかを必ず確認します。

あるご利用者の入所前は、入院先で歩行訓練が進まず車椅子を使っていらっしゃいました。

実際に歩行能力がどの程度あるのかを確認していきます。

まずは平行棒。体を支えられるものがあればしっかりと歩ける事がわかりました。

次に歩行器での歩行。使用は初めて との事でしたがこちらも問題なし。

さらに手引き歩行。軽度の右麻痺がある為、片手引きは若干不安定でしたが両手引きは安定して歩いていらっしゃいました。

以上のことから、こちらのご利用者は歩行能力が十分あるという判断になり、車椅子の使用を中止にしました。

休憩時も車椅子から普通の椅子に変更。座位も安定しています。

このようにしっかりと確認を行うことで、ご利用者本来の能力を引き出すことができます。

これが犬鳴山荘が取り組んでいる「自立支援介護」です。

今後も様々な取り組みをご紹介していきます。ご期待ください！